[00:00.00]ごめんねオデッセイ – amazarashi (アマザラシ)
[00:05.22]词:秋田ひろむ
[00:07.68]曲:秋田ひろむ
[00:10.47]朝日が見たい 寝て起きて
[00:12.55]食うための労働 生きるための咆哮
[00:15.64]プラスアルファコード
[00:17.36]止むを得ない表現欲求
[00:19.19]ネット通販 パーソナライズ広告
[00:21.63]消費と同じ棚に並べられた慟哭
[00:24.18]衝動 情動
[00:25.92]ひらめきの発光ダイオード
[00:27.70]掴んでは消える毎秒
[00:29.24]それと個人輸入代行
[00:31.06]すぐ眠れるあれがいる
[00:32.77]労働の鼻歌と歌詞が
[00:34.28]蝶々結びで風立ちぬ
[00:36.09]くそくらえマネタイズ
[00:37.91]どうでもいい 躁でもいい
[00:39.76]歩くべき道をひたすら歩く
[00:41.68]見るために行くんだ
[00:43.12]行くために作った
[00:44.88]繋がりたいから握った掌
[00:46.98]寂しさに
[00:47.59]憑りついたソーシャルメディア
[00:49.44]くそったれ奴隷化 去勢派
[00:51.64]憧れは常に身体より早い
[00:53.79]だから満身創痍
[00:55.36]みんな傷だらけだ大体
[00:57.46]分かってる 分かってる
[00:59.33]言わなくても分かってる
[01:01.03]そういう奴らの作品には
[01:02.75]常に血が混ざってる
[01:04.99]行けども行けども
[01:08.34]降り積む雪ばかり
[01:11.80]終わりは見えない
[01:15.19]ごめんねオデッセイ
[01:18.71]あの春眩い淀みない灯火
[01:25.52]ここは寒い
[01:28.14]くださいください 木漏れ日を
[01:38.82]木漏れ日を
[01:54.55]「詩」と打ったら思いがけずに
[01:56.89]「死」と変換される
[01:58.51]過去の自分から届いた言伝
[02:00.59]ダイレクトメール
[02:01.91]過ぎ去った日だと誤魔化す
[02:03.70]在りし日のセルフオマージュ
[02:05.43]後に分かるメッセージ
[02:06.67]次元越えるクーパーとマーフ
[02:08.92]変わらないものなんてなかった
[02:10.73]悲しいかな
[02:11.69]その喪失自体が僕らをここまで
[02:13.88]突き動かしたんだと気付いた
[02:15.76]どれだけ失って
[02:17.28]必死に叶えた夢だって
[02:19.08]後ろめたければじわじわ
[02:20.47]突き刺さってゆく
[02:21.33]ナイフと似ていた
[02:22.56]午前11時 待合室で待ちぼうけ
[02:25.38]来るはずのものは来ないんだと
[02:27.25]気付いたからこその身の上
[02:29.31]風が揺れて過ぎ去って
[02:30.99]カーテンレールが
[02:31.92]鳴らすオクターブ
[02:33.16]呼ばれた名前が
[02:34.10]自分なのかすらも疑う
[02:36.16]旅の結論に至る場所が
[02:38.29]こんな所とは
[02:39.69]まさか まさか
[02:41.19]と嘆いたのは夏の彼方
[02:43.12]裸さながらあらわな雨傘
[02:46.49]ならばただたださらば
[02:49.57]行けども行けども
[02:52.90]降り積む雪ばかり
[02:56.37]終わりは見えない
[02:59.81]ごめんねオデッセイ
[03:03.17]あの春眩い淀みない灯火
[03:10.05]ここは寒い
[03:12.73]くださいください 木漏れ日を
[03:23.38]木漏れ日を
[03:58.59]失ってから気付くんじゃない
[04:00.32]気付くために失った
[04:01.97]そう言い聞かせれば
[04:03.32]後に発火して眩いユリイカ
[04:05.43]観客席は今日も今日とて
[04:07.38]騒々しい無人だ
[04:08.82]過去と未来が
[04:09.67]顕現する耳鳴りとスピーカー
[04:12.25]疑いと確信の両翼で
[04:13.98]僕らは少し進む
[04:15.70]項垂れた影が落ちる
[04:17.36]日に焼けたリノリウム
[04:19.14]陽の出る時を拒む
[04:20.91]夜に住まうヒロイズム
[04:22.52]過ぎた分は
[04:23.37]抜け目ない偽らざる一滴
[04:25.97]誇れるものは何もない
[04:27.61]賭けた五桁のバイト代
[04:29.34]ありそうでも
[04:30.19]存在しない曖昧な才能の価値
[04:32.82]一人の生身の人間が
[04:34.51]疲弊しながら進むのだ
[04:36.22]擦り減った踵にこれまでの
[04:38.01]葛藤と苦難を想いな
[04:39.64]未だに遠くで止むことはない
[04:41.37]あの日の8ビート
[04:43.12]行きは勇み帰りには
[04:44.54]果てて眠る窓際のシート
[04:46.59]我こそが陰日向に根を
[04:48.16]張り巡らせた詠み人
[04:49.95]そう言い張る気力は
[04:51.19]まだあるかポエトリーよ
[04:52.92]行けども行けども
[04:56.34]降り積む雪ばかり
[04:59.86]終わりは見えない
[05:03.30]ごめんねオデッセイ
[05:06.63]あの春眩い 淀みない灯火
[05:13.49]ここは寒い
[05:16.07]くださいください 木漏れ日を
[05:26.75]木漏れ日を
[05:40.51]木漏れ日を